歯周病治療は継続が大事!途中でやめると起こる症状
歯周病は治療に時間がかかるというイメージを持つ人は多いでしょう。歯周病は進行度によって治療の内容が異なるため、治療期間も変わります。
歯茎の痛みや違和感があるうちは頑張って治療に通うものの、痛みがなくなって日常生活に支障がなくなると、途中で歯周病治療をやめてしまう人もいます。
ここでは歯周病治療を途中でやめたときに起こる症状と治療の大切さを説明します。
歯周病治療を途中でやめると起こる症状とは?
歯周病治療では、歯垢や歯石の除去が主な内容です。治療を受けることによって、炎症が抑えられて歯茎の状態が改善していきます。
しかし、歯石が多い場合は一度にすべて取り切るのが難しく、何回かに分けて無理のない程度に除去していくこともあります。
その際取り切れていない歯石があるにもかかわらず、ある程度症状が落ち着いてきたから…と自分の判断で治療を中止すると、残っていた歯石が悪さをして歯周病が進行します。
最悪の場合、歯を失うこともあるでしょう。
再度、痛みや腫れなどの症状が気になって治療を開始した際、以前よりも歯周病が悪化していることが多いです。
そうなると治療を一からやり直さなくてはならず、結果的に治療期間が伸びてしまいます。
歯周病治療はどのように行うの?
歯周病治療は長い期間の治療が必要とお話ししましたが、実際にどのような流れで治療が行われるのかを知っておくと、安心して治療が行えるでしょう。
・問診(カウンセリング)
痛みや腫れのある場所や、症状がいつから起きているのかなど症状の詳細を確認します。
また喫煙や歯磨きの習慣・回数、持病といった生活習慣も問診でチェックします。
・検査、診断
レントゲンや歯茎の検査などを行い、実際の状態を確認します。レントゲン検査では、歯の本数や歯の神経・歯を支える骨の状態、虫歯があるかなどがわかります。
また歯茎の検査では、プロービングと呼ばれる器具で歯周ポケットを測定します。
歯周ポケットは深さが3㎜以下なら特に問題はありませんが、4~6㎜だと中程度、7㎜以上では重度の歯周病だと判断されます。
・基本治療
歯周病の治療には様々な方法があります。スケーリング、ルートプレ―ニング、歯磨き指導、かみ合わせの調整などが基本的な治療方法です。
これらの治療を受けることで気になっていたブヨブヨの歯茎が引き締まるでしょう。歯茎が引き締まると歯茎の中に合った歯石が見やすくなり、歯石除去もしやすくなります。
・再評価
歯周病の基本治療を終え、歯周病の状態が改善しているかをチェックします。
歯周ポケットが深い場合は歯茎の奥深く見えない部分に歯石が付着することが多く、歯周病も進行しやすいので注意が必要です。
・外科治療
基本治療で歯周病が改善できなかった歯は、外科治療がおすすめです。歯周病が余りに進行している場合、歯の根にも多くの歯石が付着しています。
スケーリングだけでは取り切れないため、外科手術でしっかりと綺麗にしましょう。
外科治療では、歯茎に麻酔をして一時的に剥がし、歯の根が見える状態で歯石を除去します。そして処置が終わったら歯茎を元に戻し、経過を観察します。
・機能回復治療
歯周病が改善した後、口腔機能の回復のためにかぶせ物・入れ歯・インプラントなどの治療を実施します。
・メンテナンス
治療が一通り終わったら、後は基本のメンテナンスです。
自宅でセルフケアを行いながら、歯科医院で定期的に検診を受け、健康な口腔環境を維持しましょう。
歯周病治療にかかる期間
歯周病治療は、症状の度合いによってかかる期間が異なります。歯周病初期であった場合、おおよそ2~3ヶ月ほどですが、中等度~重度になっている場合は、半年~1年程度はかかると考えておきましょう。
治療期間が長引けば長引くほど、通院が面倒になるものです。そうならないため、早めの発見、そして何より予防が大切です。
くるめ歯科では、治療のゴールは患者様の満足であると考え、一人ひとりのニーズに応えられる治療を提供し、オールマイティな歯科医院として理想のお口をかなえます。
丁寧な治療にこだわり、患者様の満足、そして笑顔につなげることを大切にしているのが特徴です。患者様との距離が近く、和やかな雰囲気で温かみのある診療をお届けします。虫歯治療から予防・メンテナンス、歯周病や外科治療、矯正歯科や訪問診療と幅広く対応可能です。
満足できる治療を提供してくれる歯科医院をお探しなら、ぜひ一度くるめ歯科にご相談ください。
医院紹介
【医院名】
くるめ歯科
【住所】
福岡県久留米市小頭町14-8
【電話番号】
0942-33-0843
【営業時間】
月・火・水・木・金:10:00~13:00/14:30~20:00
土:10:00~13:00/14:30~20:00
【休診日】
日・祝日
【アクセス】
西鉄久留米駅から徒歩7分