歯科口腔外科で行う治療とは?
歯科には、歯科口腔外科と呼ばれる科が存在します。歯科ではお口の中の健康を守るために虫歯治療や歯周病治療をする、という治療内容をはっきりと理解している人が多いですが、歯科口腔外科と聞くと実際にはどんな治療が行われているのか、あまり知らない…という人も少なくありません。
ここでは歯科口腔外科で行われる外科治療について、詳しく紹介します。
口の中のできもの
口の中のできものには、さまざまな種類があります。口内炎・水疱・嚢胞・腫瘍などが主な種類です。できものでもすぐに治ってしまうものなら良いのですが、口内炎が繰り返しできるようになり、調べてもらったが悪性の腫瘍だった…という話も珍しい話ではありません。口の中のできものに関して、気になるようであれば早めに歯科で診察を受けましょう。
・口内炎とは
口内炎の原因は、ウイルス性・自己免疫疾患・機械的刺激・薬剤性などさまざまです。全身疾患の症状の1つとして口内炎が現れている可能性もあります。
・嚢胞とは
嚢胞は、身体の中に生じる膿の袋です。粘膜などの柔らかい組織に生じることが多く、派と関係のある嚢胞もあれば、全く関係ない嚢胞もあります。放置すると少しずつ大きくなっていきます。
・腫瘍とは
腫瘍は良性と悪性の2種類に分けられます。良性の場合、命に関わることはほとんどありません。悪性腫瘍のように転移はしないものの、中には再発性の高い良性腫瘍もあるでしょう。また稀ですが悪性化する種類の良性腫瘍もあります。
一方で悪性腫瘍と呼ばれる腫瘍は、がんと呼ばれる命に関わる重大な疾患です。最初は口腔内にとどまっていたがん細胞が、周囲のリンパ節や組織に転移をすることもあります。
・前癌病変とは
前癌病変は、今の段階では癌ではないけれど、将来癌化する可能性が極めて高い病変です。
これらのできものは、状態にもよりますがメスやレーザーなどを使用して切除します。ただし軽い口内炎程度であれば塗り薬や飲み薬などで治すことが多いです。
万が一悪性腫瘍であった場合は、大きな病院へ紹介をする形をとり、早期発見・早期治療につなげるのが一般的な流れです。
骨隆起
骨隆起とは、顎の骨のふくらみのことです。上あごの真ん中あたりにできる口蓋隆起と下あごの内側に左右対称にできる下顎隆起の2種類があります。
骨隆起が起こる原因ははっきりとわかっていませんが、歯ぎしりや噛みしめが1つの原因になっているといわれています。骨が隆起すると押し上げられた歯茎が薄くなるため、表面に物が当たると痛みを感じるようになります。
数十年をかけて少しずつ隆起が大きくなるため、そういうものだと思って気づかず過ごしている人がほとんどです。
必ず除去しなくてはいけないわけではないのですが、入れ歯を入れにくい、発音障害が出ている、食べ物が挟まりやすいというような日常生活に支障を及ぼすようになったら、除去が必要です。
外科治療の1つとして行われます。
外傷
口の中は口周辺の怪我も、外科治療で対処することが多いです。
・唇や頬が切れた
・口唇裂傷が起こった
・歯を脱臼、打撲した
・顎を脱臼した
裂傷や歯の脱臼によって出血があれば、まず止血処置を行います。さらに必要があれば、縫合を行うこともあります。
歯が抜け落ちるほどの外傷は、歯が抜け落ちてから受信までの時間が短ければ短いほど歯の保存できる確率が上がるため、できるだけ早く診察・治療を受けましょう。
歯科の外科治療について知ろう
歯科というと、歯や歯茎の相談・治療ができる病院というイメージが強いですが、外科治療にも対応しています。外科治療を受けるようなケースはできるだけない方がよいものの、万が一のときに相談・治療が受けられることを知っておけば、スムーズに受診ができるでしょう。
くるめ歯科では、治療のゴールは患者様の満足であると考え、一人ひとりのニーズに応えられる治療を提供し、オールマイティな歯科医院として理想のお口をかなえます。
丁寧な治療にこだわり、患者様の満足、そして笑顔につなげることを大切にしているのが特徴です。患者様との距離が近く、和やかな雰囲気で温かみのある診療をお届けします。虫歯治療から予防・メンテナンス、歯周病や外科治療、矯正歯科や訪問診療と幅広く対応可能です。
満足できる治療を提供してくれる歯科医院をお探しなら、ぜひ一度くるめ歯科にご相談ください。
医院紹介
【医院名】
くるめ歯科
【住所】
福岡県久留米市小頭町14-8
【電話番号】
0942-33-0843
【営業時間】
月・火・水・木・金:10:00~13:00/14:30~20:00
土:10:00~13:00/14:30~20:00
【休診日】
日・祝日
【アクセス】
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