「噛む」ことが健康につながる?口元の老化を防ぐ方法
しっかりと噛んで食べることは、口元の老化を防ぐことにつながります。年齢を重ねると、咀嚼回数や唾液の分泌量が減少しやすいため、年齢を重ねた人ほど噛むという行為を意識することが大切です。
ここでは噛むことと健康にはどのような関係があるのかを見ていきましょう。
噛むことと健康はどう関係している?
食べ物をよく噛んで食べると、さまざまなメリットがあります。ただ単に食べ物を飲み込むための作業ではありません。
・顔周りの筋力がアップする
顔には、表情筋・咬筋などさまざまな筋肉があります。噛む回数が増えれば増えるほど、筋肉を使う回数が増えるでしょう。結果として、脂肪燃焼やリフトアップ効果が得られます。
またしっかりと噛んで食べれば顎の発達につながり、歯並びや噛み合わせにも良い影響を与えるでしょう。
・胃の働きをサポートする
食べ物を良く噛むと、唾液の分泌が活発になります。唾液には消化酵素が含まれており、食べ物と混ざると消化が促進され、胃腸への負担も和らぐでしょう。食べ物をあまり噛まずに飲み込むと、唾液があまり分泌されずにそのまま胃へ流れ込み、胃は必要以上に働かなければならず大きな負担を与えてしまいます。
・歯の病気が予防できる
よく噛むと、唾液の分泌量がアップすると紹介しました。唾液量が増えることで口に残った食べかすが胃へ流れやすくなり、胃の働きをサポートするだけでなく歯の病気が予防できます。唾液には、虫歯菌と戦いペルオキシターゼという酵素も含まれており、歯周病菌や虫歯菌の増殖が抑えられる効果が期待できるのです。
さらには歯の石灰化を促すこともでき、歯の健康のために唾液は重要な役割を果たします。
・脳の機能を向上させる
食べ物を良く噛むと、脳の刺激にもなります。噛むことの刺激が大脳皮質の感覚野や運動野、小脳や視床などが活性化されるのです。歯と歯がかみ合う感覚、味覚といった情報は各部位に届けられて、咀嚼へとつながっています。
・肥満が予防できる
食べ物を噛むことは、肥満予防効果もあるといわれています。ゆっくりと少しずつ良く噛んで食べることで脳の満腹中枢が刺激されます。少ない量でも食事の満足感が得やすくなり、肥満予防につながります。
・栄養バランスが良くなる
噛む習慣がないと、噛まなくても楽に食べられる柔らかいものを好んで食べるようになります。そのため、栄養バランスが悪くなる可能性もあります。特に食物繊維を多く含む食べ物は、よく噛んで食べなくては飲み込めません。食物繊維を摂る量が少ないと便秘にもなりやすく、健康に悪影響を与えます。よく噛んで食べることが栄養バランスを整えるサポートをしてくれるでしょう。
入れ歯になったときは要注意!
食べ物を噛むためには、健康な歯が欠かせません。虫歯や歯周病の影響で歯を失ってしまうと、入れ歯を使わなくてはならないでしょう。入れ歯の噛む力は、健康な歯と比較すると3分の1程度しかありません。また入れ歯になると食べ物の温度や味が感じづらくなるといわれています。その他にも、使用すると口の中に異物感があり、食べることが面倒になる人も多いです。食べることが楽しくないと感じれば、結果的に噛んで食べる機会が減り、口元の老化につながります。
入れ歯を使用するようになったときは、噛む力を失わないように努めましょう。
歯科医院でのチェックで健康な歯を維持しよう
食事をするときは、きちんと噛んで食べることが大切です。口周りの筋肉をしっかりと動かしながら、唾液をできるだけ多く分泌させることが口の中の健康にもつながります。
入れ歯になって噛む力を失わないように、毎日のセルフケアや定期検診も大切です。歯科医院での定期的なチェックで、異変にはできる限り早めに気づき、健康な歯を維持しましょう。
くるめ歯科では、治療のゴールは患者様の満足であると考え、一人ひとりのニーズに応えられる治療を提供し、オールマイティな歯科医院として理想のお口をかなえます。
丁寧な治療にこだわり、患者様の満足、そして笑顔につなげることを大切にしているのが特徴です。患者様との距離が近く、和やかな雰囲気で温かみのある診療をお届けします。虫歯治療から予防・メンテナンス、歯周病や外科治療、矯正歯科や訪問診療と幅広く対応可能です。
満足できる治療を提供してくれる歯科医院をお探しなら、ぜひ一度くるめ歯科にご相談ください。
医院紹介
【医院名】
くるめ歯科
【住所】
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