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歯周病が全身に影響を及ぼす?歯性病巣感染とは
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歯周病が全身に影響を及ぼす?歯性病巣感染とは

歯周病は、全身疾患に深く影響すると言われています。また、お口の健康は全身の健康に関わると言われていますが、「なんで関わるの?」と思ったことはありませんか?

今回は、歯周病が全身疾患に関わる影響について解説します。

そもそも病巣感染とは?

病巣感染とは、体の中の「ある場所」に病気の原因となる病巣が生まれ、そこの細菌が血管に乗って全身に運ばれることにより、他の臓器に感染して病気が引き起こされることです。

お口の中の細菌は膨大な数があり、全てが悪いわけではありません。無害な細菌と有害な細菌のバランスが大切になってくるのですが、加齢や体調不良によって抵抗力が落ちやすくなると、どうしても有害な菌の方が優先され、感染を引き起こしやすくなります。しかし、口内の細菌を無くすことは不可能なので、どのようにして無害な最近の割合を増やしていくかが重要です。

歯性病巣感染による二次病変

歯周病菌が全身疾患に及ぼす影響は、糖尿病などが有名です。ですが、他にも次のような病気を起こすと言われています。

・慢性腎炎

・慢性関節リウマチ

・亜急性心膜炎

・虹彩毛様体炎

・全身性エリテマトーデス

・皮膚炎

・膿胞炎

・貧血

など

もちろん、これらの病気は歯周病菌が全ての原因とは言えません。しかし、影響は全く無いとも言えないのです。例えば、リウマチなどの患者さんは歯根の治療をするとリウマチの症状が改善されると言われています。逆に、根管治療をした人の治療がうまくいかず、状態が悪いことで再治療が必要な方に多い人にはリウマチなどの症状が多く見られると言われていることから、リウマチや虫歯、歯周病は密接な関係があるとされています。

さらに、心臓血管疾患の患者さんは亡くなった後に病理解剖をすると、歯周病菌が検出されることも報告されており、歯周病と糖尿病、高血圧などの関連が強いことも報告されています。

高齢者と歯周病の関係性

高齢の方、特に嚥下機能に障害をお持ちの方については、特に歯周病に注意が必要と言われています。口腔内に細菌(有害なもの)が多いと、それが肺に入ることで誤嚥性肺炎の原因となります。誤嚥性肺炎とは、口から食道に入るべきものが軌道に入ってしまうことで、誤嚥によって口腔内の歯周病菌が唾液とともに気管に入ることで、肺炎を起こすリスクが高まるのです。

歯周治療や口腔ケアを丁寧に行うことで、口腔内の細菌を減らしておくと、誤嚥性肺炎のリスクを大きく下げることができるため、結果的に寝たきり状態や重篤な病気を防ぐことにつながり、命を守ることにもつながると言えます。

日々のブラッシングと専門的なケアを受ける

歯周病を防ぎ口内環境を健全に守るためには、日々のブラッシングと歯科医院で受ける専門的な治療が必要です。日々のブラッシングについては、患者さんそれぞれに磨き方のクセなどもあることから、100%とは言えません。定期的に歯科医師や歯科衛生士によるケアを受けていただくことで、より確実に健康な状態を保つことができます。

当院では、患者さんの定期的なケアを行う際に、磨き残しなどをチェックさせていただいています。そこからクセなどを判断してアドバイスさせていただくことにより、より良い口内環境を保つお手伝いをさせていただきます。

患者さんのクセは、なかなか簡単に治るものではありません。時間はどうしてもかかってしまうものですが、そのクセが治った時にはご自身の日々のブラッシングで健康を保つことができるようになることは間違いありません。

 

一本でも多く健康な歯を残し、健康寿命を延ばすためにもしっかりと歯周病等はケアするようにしましょう。

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